「偏見を助長」LGBT法案巡る自民議員の発言に沖縄弁護士会が抗議

【琉球新報】記者会見する沖縄弁護士会の畑知成会長(右)と河井耕治弁護士=27日、那覇市松尾の沖縄弁護士会館

 LGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案を巡り、自民党の国会議員から差別的な発言が相次いだことを受け、沖縄弁護士会(畑知成会長)は27日、「差別や偏見を助長するものと言わざるを得ないし、政権与党の国会議員による発言は影響力も軽視できない」として抗議する会長談話を出した。

 法案を巡っては、簗和生衆院議員が「生物学上、種の保存に背く」などと発言したほか、山谷えり子参院議員の発言も問題となった。談話では2人の発言に抗議した上で「国会議員が改めて性の多様性を理解・尊重し、性的少数者の権利保障に積極的に取り組むことを要望する」とした。

 那覇市内で記者会見した畑会長は「国会議員の無理解を露呈するような発言で、法案の必要性が明らかになった」と述べた。談話は同日付で菅義偉首相や上川陽子法相らに送付した。

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 沖縄弁護士会は、LGBTQ無料電話法律相談を月2回実施している。パートナーシップや労働問題、性差別など性的少数者が抱えるさまざまな悩みに弁護士が回答する。第1火曜午後5~7時、第3金曜正午~午後2時、(電話)080(7986)3595。

(出典:https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1329226.html

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